童貞ではもてない。
女性から、童貞だと笑われて傷つくのが嫌でそれができない。
傷のない男は器が小さく、背中で語ることもできず、女性を助けることもできない。
男の魅力がない。
童貞でも恋はできる。
それなのに、童貞たちは恋もしようとしない。
『恋=セックス』と考えてしまうからだ。
恋はセックスにならない。
恋をすれば、恐怖心や劣等感などは吹き飛んでしまう。
それが恋である。
いつしかデートして、手をつないで歩くようになる。
好きで好きでたまらなくなり、その女の子のすべてが見たくなる。
すべてが欲しくなる。
すべてを自分のものにしたくなる。
そのときになって、セックスのことが出てくる。
彼女の部屋に行きたくなり、ずっと一緒にいたくなる。
一緒に夜を過ごせば、一緒に寝ることになるだろう。
添い寝を怖がっていたのは、本気で女性を好きになっていないからだ。
童貞の劣等感が恋の狂おしさに負けているのだ。
笑われてもいいから彼女を抱きたいと思う。
もてる男に童貞はいない。
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