恋愛の思い出がないと寂しい人生になる。
たとえば、女性がある有名なバーに行きたいと言い出した。
そこには元の彼女との思い出があり、生き辛いが仕方なくバーに行く。
そ知らぬふりをしていたが、女性が特有の勘を働かせ、
「寂しそうですね」
と訊ねてくる。
男の背中から物語が漂っていて、女性はそこに惹きつけられるのだ。
女性の印象に残ることができるのである。
男の価値は、女性の記憶に残るか残らないかで決まる。
思い出がない男は恋愛の哀愁を漂わせることができない。
恋愛は、思い出を作るためにも怖がらずにしてほしい。
フラれても、いつかはいい思い出になり、人生の糧になる。
20代で恋愛をして、30代で挫折しかかったとき、
その思い出に助けられることもある。
その女性とよく行ったバーのバーテンダーが、
あなたを覚えていてくれるかもしれない。
どこかの街に自分が輝いていた頃をしっている人がいる。
最高ではないか。
今でも、嫌いではない昔の彼女との思い出の場所は神聖だ。
挫けそうになったとき、その場所に出かけてほしい。
思い出の大切さ、素晴らしさがわかる。
生きる気力が湧いてくる。
恋愛は素晴らしい。
まさに心の財産だ。
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